Ⅰ-2-3 大根の失敗からの学び①
2024年9月15日。みんなで大根の種を植えました。
大根は、深耕しないと先っぽの形が変になってしまう、との情報を得て、34度の気温のなか、30センチ以上の深さまで耕したので、ヘトヘトになりました(みなさん、ご協力ありがとう!)。
いろいろと調べるうちに、小さいうちの大根の葉っぱは、虫さんたちに食べられやすい、という現実を知りました。
そこで頭の中にもたげてきたのが、あの、ナスの虫対策をもっと早めにしていれば、虫食いナスは少なくてすんだのではないか、という迷いだったのです。
この迷いが、そのあとの、大根づくりの大失敗につながってしまったのです・・・!
話を元に戻します。
不安になった私は、さらに調べを進めました。そのうち、畝全体に不織布をかけて、四方に土をかぶせておけば、虫が侵入せず、水も浸透するので、大根は元気に育つという情報を得ました。
「これだ!」
と思った私は、さっそく、およそ1週間後の9月21日、不織布を大根の畝の全体に被せました。
このときは、すでに、大根の芽も出てきていました。
コンパニオンプランツとして植えたルッコラも、きれいに芽を出していました。
「順調、順調!」
そう思いながら、三方だけ土をかぶせ、一側面だけは草マルチで覆うことにしました。
そのほうが、間引いたりするときに不織布を取りやすいかな、と思ってしまったのです。
これが、のちの大失敗の元凶になる、とも知らずに・・・。
それからというもの、雨の日は恵みに感謝し、晴れの日は、ゼミ生のYさんと分担しながら、なるべく朝夕ともに水をかけに行きました。
何もかもが、順調のはず、だったのです。
ところが・・・。
大根の間引き作業をする予定の、10月14日の1週間ほど前。
水をかけに行った私は、ある異変に気付きました。
順調に育っていたはずの大根の株が、3つほどしか残っていなかったのです・・・!
「やられた~!」
でも、このときはその事実を受け止められず、10月14日の間引きの日に、みんなで見るまで不織布を 開けないことにしてしまいました。
そして、運命の10月14日。
不織布を開けてみた結果が、これです・・・。
真ん中に一列で元気に育っているのは、コンパニオンプランツのルッコラです。
大根はというと・・・手前に大きくなっている大根の葉っぱが確認できますが、それ以外は、Yさんの手元にある小さな株、左手奥にある小さな株の2つが残っているだけです。
茫然自失・・・。はっきりいって、大失敗です。
虫さんに食いつくされ、無残にも、茎だけになっていた大根をすべて引っこ抜きました。もう、大きくなる見込みはないからです。
悔しいので、翌日、引っこ抜いた部分にあらたに大根の種を植えて(もう遅いのですが)、今度は草マルチの部分までぜんぶ土で覆う仕方で、不織布をかけました。
でも、何か違うような気がする・・・この違和感は何なのだろう?
(大根の失敗からの学び②につづく)
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