Ⅳ-1-4 大豆畑
7月中旬。こんどは、大豆畑の草むしりです。
6月の最終週に、件の「地域社会システム調査実習」が実施されました。
そのなかで取り入れた農業体験に、Tさんが快く農地を貸してくださり、澤登先生が提供くださった大豆の種を植えることになりました。
20日ほどしか経っていないのに、大豆の株が青々と茂り、整然と並んでいて、とてもきれいでした。
ただ、全体的に雑草もどんどん生えてきていました。
6月の実習で大豆の種をまいた際、だいたい7月中旬当たりに草をむしっておかないと、後々たいへんなことになる、というTさんのご助言にしがたい、除草作業に馳せ参じた、というわけです。
俯瞰する写真だと、雑草のひどさはそうでもないかな、という感じなのですが、足元の写真を見ると一目瞭然です。
3人でかなり頑張って、午前と午後の4時間くらいをかけて、畑一面の雑草をむしり取ることができました!
ご覧ください・・・
みちがえるようになりました。
写真ではわかりずらいのですが、むしった草はもちろん、その場に置いておき、のちのち大豆の肥料となってもらいます。
ああ、すごい循環!
ところが、このとき、問題が起こっていました。6月の頭に、私自身が重大な病に侵されていることが判明していたのです。8月には入院・手術が決まっていました。
そのことをTさんに伝え、入院前のお手伝いが最後となってしまうことをお詫びし、T農園をあとにしました。
そして、退院し、何とか日常生活に支障がなくなってきた、10月。
Tさんにご挨拶に行ったところ、ご不在で、大豆畑が背の高い雑草に覆われてしまっていました・・・。
Tさんが、のっぴきならないご事情で農園を長期にわたり離れなければならなくなり、私もお手伝いに来れなかったので、草がぼうぼうになってしまったのです(Tさんはお元気なのでご安心ください)。
中に入っていくと、こんなものが至る所に落ちていました。
シカのフンです。
よくよく見ると、大豆のさやがかなり少なくなっていました。
シカに食べられてしまっていたのです!
病気になってしまった自分を悔やみましたが、獣害はどうしようもありません。
その後、残った大豆を澤登先生が収穫され、なんとか翌年の種を確保することはできました。
いくら自然栽培といっても、人の手が入らないと大変なことになってしまう・・・。
そのことを実感させられた、2023年のT農園での大豆栽培でした。
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