Ⅰ-2.畑での農作物つくり
人はなぜ〈農〉をするのか?
この問いについて考えはじめたとき、まず気づかされたのは、「私は、ほんとに何も〈農〉を知らない!」ということでした。
小さい頃は、祖母の実家で、お茶摘みのお手伝いをしたり、タケノコを掘りに行ったり、ツワブキを取りに行ったり、梅の実や枇杷の実を収穫したり・・・といろいろ経験はありますが、自分で農作物を栽培してみたことはないし、タケノコやツワブキなどを採集するときも、いつの時期ならいいのか、どんなところがおいしくできているのかなど、考えてみたこともありませんでした。自宅のベランダで野菜を育てても来ましたが、いかんせんプランターのなかで育てているし、場所も狭いので、自然との共生、自然のなかでの循環という枠組みで考えを巡らせることもありませんでした。
つまり、人はなぜ〈農〉をしようと思ったのか、〈農〉とはそもそも何なのか、〈農〉をめぐる循環とは、といった重要な諸点を考えるための基盤となる、経験上の積み重ねがなかったのです!
だったら、今からやるしかない!!!
ということで、病気明けの2023年の初秋、農学部FSセンター長の本林隆先生に事情を説明し「畑をお借りしたいのです」と申し上げたところ、ご快諾いただき、管理者がおらず、草ボーボーになっていた圃場の一角をお借りすることができました。
なので、本格的に栽培を始めたのは今年(2024年)の春からです。それゆえ、私はほんとに初心者で、ど素人といっても過言ではありません。
ですが、農家の方、本、Youtube動画など、いろいろなところから学び、教えていただきながら野菜を育てるうち、成功、失敗を通して、いろんな気づきがありました。また、できた野菜は、ゼミ生や手伝ってくれた学生と、おいしくいただいてきました。
そんな、いろんな気づきと、みずみずしい野菜の成長の記録、そして成長のために工夫したことなどを、ここでは掲載していく予定です。
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