Written by agri-philos-lab-from20242024年10月21日
Ⅰ-3-2 竹あつめ
Ⅰ-3 糸状菌農法の実践 Article
2024年1月30日。この日は、農学部フィールドサイエンスセンターにある竹林で、枯れて倒れている竹を集めました。
なぜ竹を集めるのか?
それはもちろん、糸状菌農法の畝に入れるためです。
糸状菌農法は、有機物を分解する糸状菌の成長を促しつつ、糸状菌と共生関係にある菌から、植物の根っこに栄養を供給することで、農作物の生産を行う農法です。
そのためには、前の記事に書いた通り、枯れ草、落ち葉、干しておいたもみ殻など、糸状菌の好きな有機物を畝に重ねていく必要があります。草やもみ殻は1~2か月干しておいたほうがいいのですが、その理由は、雨が降ったり、晴れたりする環境に刈った草やもみ殻を置いておき、糸状菌が付着するのを待つためです。
ところが、これらの有機物だけでは、年数がたつと糸状菌に影響を供給できなくなっていきます。
そこで登場するのが、枯れ枝、枯れ竹といった、糸状菌が好きだけれども、糸状菌が食べつくすにはとても時間がかかる有機物です。これを土台に置くとよいというのが、菌ちゃん先生こと吉田俊道さんの考え方です。
そこで、竹林を管理している先生方にご相談させて頂いたところ、そういうことなら、と枯れた竹あつめをご快諾いただきました。
竹林のなかで倒れ、いい感じで糸状菌がまとっている枯れ竹を、運べる長さに切っていきます。
運べる長さに切っておけば、畝に入れるときにも丁度いい長さになります。
今回も、まちけんのメンバーが手伝ってくれました。ありがとう!
アーカイブ
Calendar
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
コメントを残す